皆さんこんばんは
たまにはワインのお話を。
来週の木曜日はボジョレーヌーボー解禁です。
近頃はそれほど騒がれなくなりましたが、それでも秋の風物詩、楽しみではあります。
ピンからキリまでいろいろなボジョレーがありますが、年に一度しか買えない物、
せっかくだから少しは奮発してみてはいかがでしょうか?
3000円を超える価格の物になると、全く別次元の味を楽しめます。
宣伝ではありませんが、フランスでワインを作っている日本人、仲田晃司さんという方の収穫レポートです。
予定通り、10月7日と8日の2日間にわたって収穫を行いました。
お送りした画像は、樹齢77年の区画のものです。
収穫ケースの中のぶどうは、ほとんどがミルランダージュによる小粒のぶどうであることをご確認いただけると思います。
(まれにポツポツとある大きなぶどうが、いわゆる通常の大きさのぶどうです)。9月後半、特に公示日の24日頃から一転して雨がちとなり、
多くの生産者が雨の中で収穫を行いました。
10月に入ってからもぐずついた天候が続きましたが、2週目から好転し、
収穫日は両日ともに、秋晴れの快晴に恵まれました。
収穫を公示日より2週間遅らせた甲斐があり、ぶどうはほぼ理想的に完熟しました。
2005年、2009年、2012年に続き、収穫時の潜在アルコール度数は12度に達しました。
(大多数の畑は11度くらいですので、かなり例外的な高さとなりました。)
今年の総括として、ヴィエイユ・ヴィーニュ、ミルランダージュ、高台の良好な気候という特性が、よく発揮された年になったと思います。
ワインはいろいろな意味で、2005年ヴィンテージによく似ています。
濃厚で、コクのあるヌーヴォーをお届けできると思います。
2013年10月10日
メゾン・ルー・デュモン
仲田晃司
仲田さんはルー・デュモンというワインをブルゴーニュで造っておられ、世界的に高い評価を得ている生産者で、蘇州園でも仲田さんが作るクレマン・ド・ブルゴーニュを扱っています。
今年のボジョレーヌーヴォーは期待できそうな予感ですね。